関本忠弘
関本忠弘 名言・語録17件
「世の中の『常識』はつねに変容する」
「仕事は自分の手で創り出していく、この気迫こそ、成功の第一歩である」
「人の実力は困難なことに遭遇したときあらわれる。と信じている」
「ビジネスは人と人の関係によって存在するものである。そして、お互いに明朗な人間関係によって拡大されるものである。と、私は信じている」
「日本の企業は、産業黎明期であった明治時代から経済大国になった今日まで、『人材』を唯一にして最大の武器として成長してきた」
「国内の天然資源に恵まれず、かといって、大きな資本力を持てず、人材としての社員の能力と、その『和』を尊重して会社の規模を拡大してきた」
「会社経営にあたる者の基本的な哲学は、従業員の力の総和を高め、一人ひとりが『うちの会社』のために働き、『うちの会社』が発展することによって従業員の生活と心の安定を図るというものであった」
「相対的な評価ではあるが、欧米の企業風土に比較して、日本の企業風土は従業員、および関連企業とその従業員を大切にしてきた。これは今日の状況下でも変わらない」
「天下人になった秀吉は、能力も抜群だったが、その明るい人柄に敵までも味方に引き込む魅力があったという。明るい性格・考え方は、人望だけでなく、運も自らに引き込むことができるのである」
「プラス思考で物事を発想できる人だけが、『ツキ・運』の女神を呼び込むことができるのである」
「ビジネスリーダーとなるべき人は、時代の大河から分かれ、いまは細流でも、やがては本流となる本質の川を見いださなければならない」
「少数意見に真実があり、少数派が世界を変えてきたことは歴史が証明するところである」
「私は囲碁が好きで、アマ6段をいただいている。将棋も好きだ」
「与える仕事に対する動機づけ、位置づけ、目標を明確にする。私は、この考え方が現代のビジネスリーダーと部下の関係において、最も重要なファクターだと考えるのである」
「人を信じて人を使う。部下を使う要諦である」
「ビジネスリーダーが部下に不信の念をいだけば、部下だって上司を信じるわけはない。リーダーが部下を信じるには、清濁併せのむことが必要だ」
「リーダーシップとは、一言でいえば、部下の能力をうまく引き出して、それをいかに組織化していくかである」
【出典】
『21世紀 何を変えるか どう変えるか』
【感想・論評・補足】
関本は囲碁アマ6段の腕前で将棋も好きだという。関本の後輩にあたる同じ滝川中学出身者に谷川浩司(棋士・17世名人)がいる
経歴(プロフィール)
■関本忠弘(せきもと・ただひろ)
【1926年~2007年】日本の経営者。技術者。日本電気(NEC)9代目社長。1926年11月14日、兵庫県神戸市生まれ。東京大学理学部物理学科卒業