青野慶久
青野慶久 名言・語録9件
(サイボウズ社長)
「グループウエアで世界一の会社になる」
「百人いれば百通りの働き方ができる」
「副業禁止を禁止せよ」
「労働は苦役だとされてきましたが、自分が働く楽しさを知って自立する、そんな時代になっているのではないでしょうか」
「人は人らしく生きるために働くのではないでしょうか。ところが今の社会では、会社という『法人』が生身の人間に様々な命令を出してくるわけです。『何時から何時まで働け』とか、『転勤せよ』とか、『副業はするな』とか。なぜ、『法人』がそんな権限を持つのか、注目して考えるべきだと思っています」
「日本人は働き過ぎだといわれながら、まったく変っていません。悪しき風習が染みついている」
「長時間労働だけでなく、マタハラやパワハラと呼ばれるものがなくならない。こうした悪しき風習を断ち切るためには、行政がもっと介入するべきかもしれない」
「日本企業イコール長時間労働といった負のブランドを打破して、働くなら日本企業だよね、といわれるように変えて行くべきです」
「人口減少が続く中で、外国人人材の活用などがいわれていますが、まずは、人々が『働きたくなる国』に日本が変っていく必要があります」
【出典】
『2022年「働き方」はこうなる』磯山智幸
【感想・論評・補足】
サイボウズ社はユニークな働き方を認める企業で有名である。日本の働き方改革の先頭を走っている企業といえるが、もともとサイボウズ社も典型的な日本のソフトウエア開発の働き方で、長時間労働、残業が当たり前だったという。人を雇ってもどんどん辞める。2005年は年間の離職率が28%にも達した。そこで、社員が働きたいように働いてもらう仕組みに変えたところ、離職率は4%を切るほどまでになったという
経歴(プロフィール)
■青野慶久(あおの・よしひさ)
日本の経営者。サイボウズ株式会社社長。本名は西端慶久(にしはた・よしひさ)。1971年6月26日生まれ。愛媛県出身。大阪大学工学部卒業後、松下電工へ入社。同社での勤務経験を経て、2人の同僚と共に1997年にサイボウズを愛媛県松山市に設立し、取締役副社長に就任。2005年より代表取締役社長