山極勝三郎
山極勝三郎 名言・語録7件
(人工癌研究のパイオニア)
「世界に名をはせたい」
「世界は広い。僕はいつか、この世界に名を知られるくらいになりたい」
「がんの発生は、飲食物などの慢性反復的な胃壁への刺激によるものだ」
「失敗するのは成功するまで仕事を続けないからだ」
「動物の耳には自然に発生するがんが知られていない。そういう耳にがんができたら、これこそ人工的だ」
「癌出来つ 意気昂然と 2歩3歩」
注釈:1915年、世界で初めて、ウサギの耳で人工発がんの実験に成功した時に、即興で読んだ句
「ひとはいざ如何に見んとも我等のは 古今未曾有の兎耳の癌なり」
出典『発見!しごと偉人伝 医師という生き方 』(著者:茨木保)
【感想・論評・補足】
病理学者の山極勝三郎は、根気強く動物にタールを塗り続けることで人工がんの実験に成功。これは、生体への慢性的な刺激ががんの原因になることを証明した世界初の実験であった。日本人初のノーベル賞にもっとも近づいた男と言われた。また山際は短歌や発句をたしなみ、出身地の千曲川にちなんで曲川と言う号を持っていた
経歴(プロフィール)
■山極勝三郎(やまぎわ・かつさぶろう)
【1863年~1930年】日本の病理学者。人工癌研究のパイオニアとして知られる。東京帝国大学医学部教授。勲一等瑞宝章。信濃国上田城下(現在の長野県上田市)に上田藩士の山本政策(まさつね)の三男として生まれた