名言・語録・格言

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佐々木常夫

佐々木常夫 名言・語録6

東レ経営研究所社長)

 

 

「私は、リーダーについてよく考えます。リーダーとは常に勇気と希望を与える存在でなければいけないと思うのです」

 

 

「困難や逆境をタフにくぐり抜けてきた人というのは、いいリーダーになりやすいものです」

 

 

「順風満帆の人生を送ってきた人より一回りも二回りもスケールの大きな物の見方ができますし、自分が苦労をした分、人の気持ちが分かるからです。逆境はほんとうに人間を大きくしてくれます」

 

 

「だからこそ困難や逆境というものを否定的に考えてはいけません。むしろ成長するチャンスが与えられたと前向きにとらえるべきです」

 

 

「私は講演でよく、『左遷を左遷にするのはおのれ自身だ』という話をしています。組織に所属していれば異動は付きものです。栄転するときもあれば左遷のときもある。肝心なのは、それを受けとめてどのように行動するかです」

 

 

不本意な左遷ととらえてくさってしまう人は、はっきり言ってダメ。そこから先の人生は好転していきません。おかれた自分の状況を受け入れ、それでもそこでがんばっていく道を模索し、最大限の努力を惜しまない人にこそ、挽回や飛躍の門戸が開かれているのではないでしょうか」

 

 

【出典】

『人生と経営の大事なことは松下幸之助から学んだ』PHP研究所

 

 

【感想・論評・補足】

病気の妻や自閉症の息子など家庭の事情を抱えていた佐々木は6時退社を実践していたが、まさかの人事で、東レ同期トップで取締役に就任。その後、東レ経営研究所社長となる。逆境の時でも常に前向きに考え行動すると何かをきっかけに福に転じる事を、身をもって経験している佐々木の言葉には説得力がある

 

 

経歴(プロフィール)

■佐々木常夫(ささき・つねお)

日本の経営者。東レ経営研究所社長。株式会社佐々木常夫マネージメント・リサーチ代表などを歴任。1944年、秋田市で生まれる。東京大学経済学部卒業後、東レに入社。2001年、東レ同期トップで取締役。2003年より東レ経営研究所社長。2010年、株式会社佐々木常夫マネージメント・リサーチ代表