稲盛和夫 名言・語録47件
(京セラ創業者)
「仕事で一番大事なことは細部にある」
「人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力」
「もっとも偉大な能力とは、自分自身に打ち克つ能力なのです」
「心のあり方次第で現実の世界に極楽も地獄も出現するのです」
「自分自身の成功への情熱と呼べるほどの強い思いが、成功への鍵なのです」
「心が充分に強くなければ、我々は容易に自分の才能の奴隷になってしまいます」
「ひとつのことを極めることは、すべてを理解することなのです。すべてのものの奥深くに、真理があるのです」
「経営者は、常識の呪縛から抜け出さなければならないのです」
「社員の働く姿勢、それは経営者の姿勢を反映したものなのです」
「損益計算書は、経営者の日々の行動を描き出したものなのです」
「日本の明治維新でも、またどんな革命でもそうですが、情熱だけが新しい時代を開くことができるのです」
「新しい分野へ積極的にチャレンジしなければ、企業にとっても、個人にとっても将来はない」
「人間本来のエネルギーのほとばしりそのものが、新しい分野で成功を収めるよりどころとなるのです」
「人間はこの世に生を受けたときは原石のようなものであり、後天的に磨き上げることではじめて光輝く宝石のような、素晴らしい人格者になることができる」
「生涯を通じて打ち込める仕事を持てるかどうかで、人生の幸不幸が決まります。まず、働く意義を見つけることです」
「あらゆる事象は心の反映である。したがって純粋な心でひたすら念じ続ければ、たいがいのことは成就する」
「日々新たな創造をしていくような人生でなければ、人間としての進歩もないし、魅力ある人にはなれないだろうと思います」
「経営者には、人を束ねるフィロソフィー(哲学)がないと、社員の離反が起きる」
「ベンチャー経営者は、家屋敷を担保にカネを借りるくらいの気がまえがなければ成功しません」
「部下がどのくらいプロジェクトに対して情熱を持っているかを知り、部下が情熱で燃え上がるまで自分のエネルギーを注ぎ込むこと、これがリーダーとしてもっとも重要な任務です」
「リーダーは健全な心にふさわしい健全な身体を養う努力を払わなくてはなりません。なぜなら、リーダーは公正、公平でなければならず、利己的でなく全体の利益を第一にして判断をすることができなければならないからです」
「自由な市場における利益は、社会の発展に奉仕した者に対する報酬なのです」
「経営を行っていくにあたっては、ビジネスの本質が何であるかを決して忘れてはなりません」
「お客様の要求と願望をすべて満たしながら、利益を最大限まで伸ばすこと、これがビジネスの本質なのです」
「経営は、信賞必罰(しんしょうひつばつ)でなければなりません。しかし、厳しい姿勢の陰に温かい思いやりが垣間見られるような、経営者の行動があってはじめて、従業員もついてきてくれるのです」
「集団、それはリーダーの人間性を映す鏡なのです」
「すべての経営者の人間的資質を測るものさしは、よろこんで自己犠牲を払う用意があるかどうかにあるのです」
「経営者はどうしても撤退しなければならないという真の引き際を判断できなければなりません」
「経営者は、完全性を追求することを、日々の習慣としなければなりません」
「リーダーは、まず無私の姿勢を明確にしなければなりません。そして、自分の集団のために意義のある目標を立て、自らもそれに向かって進んでゆくべきなのです」
「値決めは、業績を左右します。それは、経営者の能力と、経営哲学の反映なのです」
「仕事の本当のよろこびと醍醐味を味わうためには、渦の中心になって、周囲の人たちを巻き込むくらい、積極的に仕事に取り組まなくてはなりません」
「実際にはできないことを、できるようなふりをしてはいけません。まずできないことを認めて、そこからスタートするのです」
「情熱は成功の源となる。成功させようとする意志や熱意、そして情熱が強ければ強いほど成功への確率は高い」
「いまこの一秒の集積が一日となり、その一日の積み重ねが一週間、一ヶ月、一年となって、気がついたら、あれほど高く、手の届かないように見えた山頂に立っていた、というのが私たちの人生のありようなのです」
「努力が伴わなければ、いくら大きいビジョンでも単なる夢にとどまってしまいます。努力―意味のある努力をたゆまず続けることなしに、価値ある目標が達成されることはありません」
「自分を高めるために読書をしてほしいと思います。真剣になって、良い本を読むということをぜひとも行っていただきたいのです」
「自らの直接的な経験と、読書を通して得た間接的な経験は、人生で成功を収める上での精神的な基礎をつくってくれます」
「私は、仕事で遅くなったとしても、あるいはお客様とお酒を飲んで帰った夜も、必ず本を読みます」
「トイレへも、風呂へも本を持って入ります。そして日曜日が休みのときは、一日中本を読んでいます」
「この実践と読書が、人間の精神の骨格をつくっていくのです」
「一日一日を懸命に生きれば、未来が開かれてくるのです。正確に将来を見通すということは、今日を努力して生きることの延長線上にしかないのです」
「私は、競馬、競輪の類いは一切しません。人生という長丁場の舞台で、生きている毎日、いや瞬間瞬間が真剣勝負だと思っていますから」
「孫文が説いた『王道』とは、『徳』に基づいた国家政策のことであり、『徳』とは、中国では古来、『仁』『義』『礼』という3つの言葉で表現されていました」
「企業経営においても、長く繁栄を続ける企業をつくりあげていこうとするなら、『徳』で治めていくしか道はないと私は考えています」
「人間には、百八つの煩悩(ぼんのう)があるといいます。この煩悩が、人間を苦しめる元凶だと、お釈迦様は説いておられます。また、その煩悩の中でも最も強い煩悩が、『貪欲(どんよく)』『怒り』、そして『愚痴』の『3毒』だといいます」
「私の技術を世に問う会社をつくってやろうと、自分の家屋敷を抵当に入れて資金を工面してくれた京都の会社役員。節々で大恩のある方はまだまだいる。その中のただ一人でも欠けたら今日の私はなく、京セラも第二電電もなかっただろう」
【出典一覧】
『成功への情熱』
『稲盛和夫のガキの自叙伝』
『心を高める、経営を伸ばす』
『「成功」と「失敗」の法則』
【感想・論評・補足】
稲盛和夫は恐らく、松下幸之助、本田宗一郎に続き、立志伝中の経営者として後世に名を残すであろう。非常に楽しみである
経歴(プロフィール)
■稲盛和夫(いなもり・かずお)
日本の実業家。名経営者。京セラ・第二電電(現・KDDI)創業者。公益財団法人稲盛財団理事長、日本航空名誉会長などを歴任。1932年1月21日、鹿児島県で生まれた