出井伸之 名言・語録9件
(ソニー6代目社長)
「経営に妥協は禁物です」
「一度やると決めたら、ましてそれを表明してしまったら、どんなことがあっても実行しなければ逆に信頼感を失います」
「インターネットはビジネス界に落ちた隕石だ」
「私は、小・中学校時代を成城学園で過ごしましたが、内気でおとなしい、百科事典を読むのが好きな少年でした」
「入社以来一貫して私が勉強したのは、松下という企業でした。私は松下幸之助さんが大好きで、ほとんどすべての著書を興味深く読んできました」
「ソニーの社長は私で6代目です」
「第5代までの方々はいずれも、創業時代からソニーを築き上げてきた『ファンダー(創業者)』あるいは『ファウンダー世代』の経営者でした」
「私はソニーで初めて、ファウンダー世代ではない経営者、つまり『プロフェッショナル経営者』として抜擢されたわけです」
「プロフェッショナル経営者の最大の悩みは、社内の求心力をいかに確保するかです。創業者ならば、『会長が言っているから』として社内が納得することでも、プロフェッショナル経営者が求心力を保つには、売上高や利益を増やして、経営の成果を数字で示すしかありません。そこで、プロフェッショナル経営者はどうしても、短期的な業績アップに力を注がざるを得なくなります」
※出典『迷いと決断 ソニーと格闘した10年の記録』
【感想・論評・補足】
出井はソニーでは創業者に直接薫陶を受けずに初めて社長になったサラリーマン(プロフェッショナル)社長である。創業者は創業者であることだけで求心力を得られる。創業者が『こうだ』といえば、それに向かって全社で突き進む。しかし、サラリーマン社長はプロジェクトを進めるにしても、皆が納得する材料を常に提供しなければ動かない。これはこれで大変なことである
経歴(プロフィール)
■出井伸之(いでい・のぶゆき)
日本の経営者。ソニー株式会社6代目社長、会長兼最高経営責任者を歴任。1937年11月22日、東京で生まれる。早稲田大学政治経済学部卒業