武田國男
武田國男 名言・語録12件
(武田薬品工業7代目社長)
「私は昔から自由薬科論者だ」
「社長業ほど体に悪いものはない」
「私には取り巻きはいないし、要らない」
「私は、公私をはっきり分ける主義である」
「会社の値打ちは『信用・信頼』で、それを測る尺度は『株価』だ」
「皆さんは世界のタケダなどといっているが、世界のなかのタケダの存在など、ちっぽけなものにすぎません」
注釈:1993年、社長に就任して開口一番に放った言葉
「経営改革をするに際して、何より会社の目指すべき方向、ビジョンを全社員にはっきり示すことが大事だ」
「多角化から本業の医薬品事業に回帰し、株主の皆さんの期待に応えられるようキャッシュフロー重視の効率経営を実現しようとしてきた」
「医薬外の事業はそれぞれの分野に携わる従業員が、将来に向け夢を持って働けるように自立を進めなければならない」
「改革や挑戦には、時として痛みを伴うものだが、これを避けることは、将来に禍根を残すことになる」
「ずいぶんむちゃやバカをやったが、少なくとも嘘をついたり、安易な妥協をせず、本質を貫くことをモットーとしてきた」
「最後は情熱だ。お得意さんに対しても、この人は苦手だと思ったら最後だ。説得するのは口が上手くても駄目。情熱しかない。日頃の勉強の上に、誠心誠意相手に接する。情熱が運を運んでくる」
【出典一覧】
『落ちこぼれタケダを変える』
『21世紀へのサバイバル戦略』加来耕三
【感想・論評・補足】
6歳年上の長兄で後継者であった副社長の武田彰郎が、ジョギング中に倒れ46歳で急逝。創業家の厄介な三男坊として社内でも鼻つまみ者であった、武田國男が社長に。しかしこの武田國男が大企業病にあえぐタケダを大改革し蘇らせた。そして武田家の社長は自分が最後であるとも語る。運命とは分からないものである
経歴(プロフィール)
■武田國男(たけだ・くにお)
日本の経営者。武田薬品工業株式会社7代目社長。1940年1月15日生まれ。甲南大学経済学部卒業。武田薬品工業株式会社に入社。1993年、社長に就任