名言・語録・格言

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山崎種二

山崎種二 名言・語録10

(山種証券創業者)

 

 

「スズメでも巣をつくる。人間、自分の巣を持たないうちは一人前じゃない」

 

 

「人間、まじめに働きさえすれば少しずつでも所得は増える。そこで、10年間は生活の水準を変えないで頑張る、平均生活を守れば蓄積ができる。それで自分の巣をつくるのだ」

 

 

「もうけた金には損がついて回る。貯めた金には信用がつく」

 

 

「相場で成功する初歩的な、そしてもっとも確実なコツは、相場の大きな流れを知ることにある。それが、勝機をつかむことである」

 

 

「よく、株で損をすると、この株にやられたんだから、同じ株で取り戻そうとする人がいる。あるいは、株の損は株のもうけで埋めようとする人も多い」

 

 

「しかし、それは失敗しやすい。損の上ぬりである。一つには、心理的に負けてしまっているため、冷静な判断が出来なくなっているためだ。意地では成功するはずがない」

 

 

「私は、必ずしもこだわらない。損は『とりあえず取引所に預けたんだ』と考える。積んでおけばいつか下ろすことになる。つまり、勉強代と考えるのだ。とりあえず休む」

 

 

「実を言えば、このコツは軍隊時代に得たものである」

 

 

「行軍する時、休みもなしに強行軍すれば、兵はバタバタ倒れる。たとえ、5分、10分といえども、小休止をとりさえすれば、そんなことはおこらない」

 

 

「行軍するとき、休みなしに強行軍をすると、兵隊はバタバタ倒れる。やはり休みをはさんで行軍しなければならぬ。相場もまた『売る』『買う』だけではいけない。『売る』『買う』『休む』の3拍子そろわなくてはならない。『休むも相場』というが、全くその通りである」

 

 

【出典一覧】

『そろばん』

『山種証券五十年史話』

私の履歴書(経済人1)』

 

 

【感想・論評・補足】

いかに相場が難しいか。相場に失敗した時の恐ろしさを心底、身にしみて感じた山崎が得た信念が「もうけた金には損がついて回る。貯めた金には信用がつく」である。この信念を貫き通した

 

 

経歴(プロフィール)

■山崎種二(やまざき・たねじ)

1893年~1983年】日本の相場師・実業家・教育家。山種証券株式会社創業者。

株式会社ヤマタネ創業者。山種美術館設立者