名言・語録・格言

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ブルーノ・ビッター

ブルーノ・ビッター名言・語録1

カトリック教会の神父) 

 

 

「いかなる国民も、国家のために死んだ人びとにたいして、敬意を払う権利と義務がある。もし靖国神社を焼き払ったとすれば、その行為は、米軍の歴史にとって、不名誉きわまる汚点となって残るでしょう。歴史はそのような行為を理解しないに違いない」

 

注釈:敗戦直後、GHQ(連合国総司令部)が靖国神社をどうするか検討した。玉砕や特攻で発揮された日本軍の激しい敢闘精神を根源から断ち切るため、靖国神社焼却の案も出たという。念のため、マッカーサー元帥の副官が駐日バチカン公使代理だった、ブルーノ・ビッター神父に意見を求めた。神父は信仰の自由と権利の観点から上のように言った。この神父の提言もあり、靖国神社は焼却をまぬがれることができたと言われる

 

【出典】

『新しい国へ(77項)』安倍晋三

 

 

【感想・論評・補足】

ビッター神父は1923年の関東大震災で崩壊した上智大学校舎を、再建させるため募金活動に尽力してくれた。戦後は靖国神社を救ってくれた。あまり知られていないが日本にとっての大恩人である

 

 

経歴(プロフィール)

■ブルーノ・ビッター

1898年~1988年】カトリック教会の神父。上智大学理事。駐日ローマ教皇庁代表・バチカン公使代理。プロイセン王国キールで生まれた