高橋信三 名言・語録1件
(毎日放送創業者)
「一国の総理に商売の話を持ち込むな」
注釈:毎日放送(高橋社長)が村田機械の子会社を支援したときに、ファクシミリを田中角栄首相に、中国にもって行ってもらおうと周囲が画策したが、その案を高橋はこのように一喝し却下した。この話はこれで終わったという
【出典】
著者:下村澄/清水榮一
【感想・論評・補足】
高橋信三の秘書を務めた下村澄によると、高橋は威厳があり信念があり何よりも人望がある立派な経営者であったという。首相に個別的案件をお願いするのはあまりにも民度が低いといえる。また放送会社のトップが政治家に売り込みのお願いをしていたら、公平・中立性など守れるはずがない。周囲がどんなに忖度しても高橋のような立派な社長であれば、道を誤ることはないといえる
経歴(プロフィール)
■高橋信三(たかはし・しんぞう)
【1901年~1980年】日本の実業家。毎日放送創業者の一人。毎日放送(MBS)代表取締役社長・会長、東京12チャンネル(TX、現・テレビ東京)取締役などを歴任。東京都出身