青井忠治
青井忠治 名言・語録10件
(丸井創業者)
「商売繁盛の秘訣はお客さまに喜んでいただくこと」
「丸井には不況はない、景気は自らつくるもの」
「世の中が不況だからといって、自分の店まで不景気にすることはない。不況でお客さまが来ない、売れないということなら、どうすればよいかを考えるまでのこと、一生懸命に真剣に考えれば必ず打開策が出てくるものです。現にこの考え方で幾多の不況を乗り切ってきた私がいい見本です。丸井には不況はない。景気は自らつくるもの─これが私の持論です」
「商売というものはアイデアの勝負だ。常日頃、真剣に仕事に打ち込んでいたら、必ず『これだ!』と思うことが頭にひらめくものです。これを実行すること、これがいちばんです」
「私は常に新しい試みを続けてきました。今日の業界で常識的に行われている事柄にことごとく先鞭(せんべん)をつけてきました」
「毎日毎日を一生懸命にやっていれば、だんだん先が見えてくる。今日の仕事を一生懸命にやっていれば明後日ぐらいは見えてくるものだ」
「当社は社員のしつけについてうるさいほど言ってきました。長い歳月をかけてつくりあげた社員のしつけは無形の信用、財産です」
「社員のしつけのいい店は必ず売り上げがアップし、成績も必ずあがるものです」
「お取引先は、我々に商品を供給してくださるお客さまです。おカネをいただくお客さまだけがお客さまではない。お取引先に対して買ってやるんだというような気持ちを、みじんも持ってはいけない」
「いつでも、世の中がどんなに不況でも、お客さまの立場に立って、よい品を、お安く、便利に提供すれば必ず売れるものです。アメリカさんでも買いに来る。電車に乗ってでも買いに来るんです。これは商売の大原則です。私はこの大原則を守って今日までやってきたが、この大原則を守っていくかぎり、丸井は永遠に発展を続けていくと私は確信している」
【出典】
『青井忠雄が語る「私の商いのやり方・考え方」』青野豊作
【感想・論評・補足】
『景気は自らつくるもの』。不況に直面する度に青井忠治が口癖のように言っていた言葉である。そして真剣に一生懸命にやっていれば、必ず打開策が出てくるという。もう駄目だと諦めたら終わりである。そうではなく不況の時ほどより熱心に勉強し、向上発展の基礎を固めるべきであろう
経歴(プロフィール)
■青井忠治(あおい・ちゅうじ)
【1904年~1975年】日本の実業家。丸井の創業者。東京商工会議所中野支部初代支部長。1904年3月30日、富山県で生まれる井