中内功 名言・語録9件
(ダイエー創業者)
「よい品をどんどん安く」
「われわれは変化対応業である」
「一流主義より一番主義である。企業を伸ばすには絶対一番でなければならない」
「ダイエーは販売力においてはスーパー日本一であり、この座は絶対に譲れない。2位以下は死を意味する」
「薄利多売という原点を忘れた時に小売商は成長が止まり成熟期に入り、そして衰退期に入っていく」
「買いたい品物が、買いたい値段で買いたい量、買いたい時に買える。その仕組みを考えることが、流通革命の根本思想である」
「小林一三さんが創始した『大衆相手に大衆が求めるものを日銭で商売する』という、商人の基本哲学は不変のもの」
「私は睡眠時間を切り詰めてでも情報を集めることに精を出す。海外に出ても可能な限り自分の目で見、足で確かめることにしている。そうした情報の集積体が経営戦略を決定していくうえでの勘になる」
「死ぬまで勉強ですね。ボケたら恥ですからね。社長がいちばんよく知っておるということでないとね。情報の量が大きいから社長がつとまるんです。たとえば、富士山のてっぺんの観測所と、中ぐらいのところと、裾野にあるところとでは、判断は違いますわね。高いところは遠方がよく見える。だから長期予測ができる。長期予報はやっぱりいちばん上にあるレーダーですからね」
【出典一覧】
『午前8時の男たち』城山三郎
【感想・論評・補足】
中内が唯一、お手本とし、目指し、そして超えたいと思った経営者は、日銭と大衆相手ということを基本に据えて阪急グループを創り上げた、小林一三であった。中内は自分のしたことは小林さんが色々されたことの枠の外を出ていないという。『小林一三語録』(ダイヤモンド社)という著書を編集し出版もしている。また中内は無類の読書家であった。数万冊は下らない蔵書数を誇ったことで知られる
経歴(プロフィール)
■中内功(なかうち・いさお)
【1922年~2005年】日本の実業家。ダイエー創業者。戦後の日本におけるスーパーマーケットの黎明期から立ち上げに関わり、近年の消費者主体型の流通システムの構築を確立させ、日本の流通革命の旗手として大きく貢献した