藤尾秀昭 名言・語録12件
(致知出版社 社長兼編集長)
「『致知』の創刊理念は、『人生を真剣に生きようとする人たちの心の糧となる雑誌』というものです」
「『心の糧』の『糧』は、文字通り食べ物のことです。身体の食べ物は食料です。人は健全な食料を食することによって健康な身体を維持します。悪い食べ物ばかり食べていると身体を壊します」
「心の食べ物は言葉です。人は昔から、言葉を心の糧として生きてきました。よい言葉を食べていると心は生き生きとして元気が出てきますが、悪い言葉ばかり食していると、病んできます」
「私たちはできるだけよい言葉、よい教えにふれ、それを糧とすべく心術の工夫をしていかねばなりません」
「どんなに才能のある人でも悪い人の中に交わっていては運をよくすることはできません」
「よき人に交わり、よき言葉、よき教えにふれていくことこそ、運をよくする根本であろうと思うのです」
「安岡(正篤)先生の膨大な年表の編纂を通じて、気づいたことがあります」
「それは安岡先生の人格は決して一人で成ったものではない、ということです」
「幼少期からの無数無限の縁、その影響の中で先生の人格は形成されていったということです」
「当たり前といえば、当たり前ですが、それを圧倒的な感嘆のもとに気づき得たということは私個人にとって、大きな喜びとなりました」
「安岡正篤先生の言葉があります。『人間はできるだけ早くから、良き師、良き友を持ち、良き書を読み、ひそかに自ら省み、自ら修めることである。人生は心がけと努力次第である』」
「どんな偉大な指導者も、哲人も一人で人格を形成した人はいません」
【出典】
『生きる力になる言葉』藤尾秀昭
【感想・論評・補足】
魂に光を注いでくれる言葉は、どんな宝石よりも価値がある。たまたま出会った一つの言葉が、魂を揺さぶり、絶望を希望に変えることもある。言葉の力は計り知れない。「致知」を読むと人生を変えてくれる『良い言葉』に出会えそうだ
経歴(プロフィール)
■藤尾秀昭(ふじお・ひであき)
日本の経営者、編集者。株式会社致知出版社の代表取締役社長兼編集長。1978年、月刊誌「致知」の創刊より編集に携わり、1979年に編集長に就任。1992年には致知出版社の代表取締役社長に就任