名言・語録・格言

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手嶋龍一

手嶋龍一の名言・語録4件
(外交ジャーナリスト)
 
 

「歴史の地平を切り拓くのは凡百の知識などではない。内なるインテリジェンスの叡智にほかならない」
 
 
 
「雑多なインフォメーションの海から選り抜かれ、分析を重ねたインテリジェンスは、国家の命運を委(ゆだ)ねられた者が未知の航海に出ていく指針となる。深い霧のなかを進む巨大タンカーの前途を指し示す最新鋭レーダーのように」
 
 

「インテリジェンスとは、単なる極秘情報ではない。国家指導者の下す決断の最後の拠り所となる選り抜かれた情報エッセンスなのである」
 
 

「日本にインテリジェンスの能力が備わっていないわけではありません。明治期には、日清、日露という戦争も経験しながら、外交・軍事面で非常に高度なインテリジェンス活動を実現していました。しかし、戦後になって、安全保障を完全にアメリカに依存したことで、それが衰えてしまった」
 
 

【出典一覧】
『宰相のインテリジェンス』
『インテリジェンスの賢者たち』
『インテリジェンス 武器なき戦争』共著
 
 

【感想・論評・補足】
エース級の外交ジャーナリスト手嶋はインテリジェンスに精通した数少ない日本人の一人である。何故、日本にインテリジェンスを担う人材も専門家もいないのか。それは戦後、アメリカに安全保障を丸投げしたことで、インテリジェンスの機能も消滅してしまったからである。しかし、手嶋は明治期から終戦までは日本も高度なインテリジェンス活動をしていたと指摘。今後は徐々に日本のインテリジェンスのDNAを呼び覚ますことが必要であろう
 
 

経歴(プロフィール)
▇手嶋龍一(てしま・りゅういち)
日本の外交ジャーナリスト。作家。インテリジェンスの専門家。1949年7月11日生まれ。北海道芦別市出身。慶應義塾大学経済学部卒業。NHKに入局。ワシントン支局長。2005年6月、NHKを退局。フリーに