名言・語録・格言

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白駒妃登美

白駒妃登美の名言・語録7件
(博多の歴女
 
 

「古来、日本に『雑用』はありません。なぜなら、どんな仕事も『雑』にしないからです。雑用も、魂をこめて行えば尊い仕事になるのです」
 
 

「人間は、与えられた場で努力を重ねたら、必ず成長します。成長すると扉が開いて、次のステージへ運ばれていくのです。そして、そこで一段と大きな役割を果たすと、また扉が開いて次のステージに運ばれていく」
 
 

「逆境は誰にでも訪れます。そこでくじけてしまうのか、逆境を糧(かて)にしてさらに成長できるのか、それは『自分の身に何が起ころうとも、受けて立つ』という気概を持てるかどうかにかかっているのではないでしょうか」
 
 

「観光は、『光を観る』と書きます。その光は人に宿っているのだと思います。だから土地の一番の魅力というのは、名所よりも何よりも、そこに暮らす人にあるのではないでしょうか」
 
 

「博多は、おそらく日本で一番古い国際都市であり、商業都市だったのではないかと思います。日本という国は、古来、中国とのつながりの中で発展してきました。その玄関口となったのが博多です」
 
 

「本来は都市にも寿命があり、何百年と栄え続ける町は決して多くはありませんが、博多の町は一度もすたれたことがなく、千年以上栄え続けてきました。そんな奇跡とも呼べる博多の歴史は、そこに住まう人々の思いが育んだといえるのではないでしょうか」
 
 
 
「『私は誰からも愛されていない』と言う人がたまにいますが、それは愛されていないのではなく、周囲の人々の善意や厚意に気づいていないだけです。まずは恩を感じるセンサーを育み、多くの人の善意や厚意をシャワーのように浴びて、自分は生かされているのだと気づくことです。そこに気づいたときに、生き方が大きく変わると思うのです。そこに気づけば、人に対して恨み言を言うのではなく、感謝すべきことがたくさん見つかるはずです。感謝しながら日々を過ごせたら、きっとその人の人生は幸せだと思うのです」
 
 

【出覧】
『日本人の生き方』
 
 

【感想・論評・補足】
白駒さんの歴史は分かりやすいし、独自の視点があるので新しい発見や、見方、気づきが得られて面白い。著書を読むと思わず吸い込まれていく
 
 

経歴(プロフィール)
■白駒妃登美(しらこま・ひとみ)
博多の歴女。1964年、埼玉県生まれ。福岡市在住。幼い頃より歴史や伝記の本を読み、登場人物を友だちのように感じながら育った。福沢諭吉に憧れ、慶應義塾大学経済学部に進学。卒業後、日本航空の国際線CAとして7年半勤務。その後、企業の接遇研修講師、結婚コンサルタント、作家として活躍