池田政次郎
池田政次郎の名言・語録2件
(ジャーナリスト)
「石田退三著になる『自分の城は自分で守れ』(講談社刊)は、昭和43年6月に発刊され、たちまちベストセラーになりました。トヨタ大躍進という背景に加え、グループの総帥が初めて著書を世に出したということで、ゴーストライターの私自身が驚くほどの売れゆき。この仕事をやりとげてよかった、と、しみじみ感慨に浸ったものでした」
「『児玉一造』の名を知っている人は、よほど日本の経済史に通じた方といえましょう。一造氏は昭和4年、51歳の若さで亡くなりましたが、今少し長生きしておれば、間違いなく財界の大立物の一人になったにちがいない。事実、それを感じさせるに充分な実績を遺した人物です。東洋綿花といえば今の『トーメン』、すなわち大手商社の一角として有名な会社ですが、ここの創業者は他ならぬ児玉一造氏です。トーメンを創業するまでの児玉氏は三井物産にあって『カミソリ児玉』といわれ、その手腕が買われて40そこそこで三井本社(三井合名)の役員待遇に抜擢されたほどのヤリ手でした」
【注釈】児玉が亡くなるのは昭和5年1月30日
【感想・論評・補足】
石田退三の著書『自分の城は自分で守れ』のゴーストライターが池田政次郎とは知らなかった。それにしても、ゴーストライターということを明かしてしまっていいのだろうか(*^_^*)
経歴(プロフィール)
■池田政次郎(いけだ・せいじろう)
日本のジャーナリスト。経済記者。講談社『週刊現代』ビジネス担当記者。産経新聞客員記者。1941年、高知市で生まれた