鈴木敏文
鈴木敏文 名言・語録27件
(セブン-イレブン生みの親)
「挑み続ける」
「挑戦しないかぎり、成功はありえません」
「好運は挑戦して努力するものにのみ訪れる」
「挑戦しない人は仕事をする気がないのも同じだ」
「仕事は毎日が瀬戸際」
「妥協するのは簡単だが、妥協したときすべてが終わる」
「毎日が瀬戸際と思い、一日一日を精一杯生きる。当たり前のことを当たり前に、ただし徹底的にやり通す。これが私の生き方だと思っている」
「統計データは鵜呑みにするな。恣意的な調査は疑ってかかれ」
「統計データはどのようにサンプリングが行われているかに気をつけろ」
「常に変化に対応すれば市場は飽和しない」
「小売業は朝令暮改的な経営であらねばならない。朝決めたことでも、夕方になり、状況が変われば変えるのが当たり前だ」
「売り手の『好都合』は買い手の『不都合』」
「種類をたくさん置けば、顧客に喜んでもらえると考えるのは、絞り込みができない売り手の勝手な思い込みである」
「商品を絞り込んだほうが顧客は選択に迷わない」
「消費が飽和した今の時代に重要なのは、『商品の絞り込み』です」
「多様な商品があるからこそ、店頭に並べる商品は絞り込まなければならない。お客様を迷わせるのはよくない。買いやすい店、選びやすい店にすることが大切だ」
「消費は『経済学』ではなく『心理学』で考えなければならない」
「現在の消費は心理学で考えなければならない。これを裏返せば、すべての潜在的ニーズは消費者の心理の中に埋め込まれていると考えることができます」
「『仮説と検証』により初めて『顧客に聴く』ことができる」
「ニーズが刻々と変わる変化の時代には、明日の顧客が求めるものは目に見えませんが、それは顧客の心理の中に潜んでいる。これをいかに掘り起こすか。必要なのは『仮説と検証』です」
「セブン-イレブンの各店舗では、オーナーからパートタイマー、学生アルバイトにいたるまで商品発注の際には、必ず仮説を立てることを徹底して求められます。明日の天気予報、学校の運動会などの地域の行事予定など、さまざまな情報をもとに、明日はどんな商品がよく売れそうか、仮説を立てて発注する」
「そして、販売の結果、どの商品が、どの時間帯に、どのくらい売れたのか、POS(販売時点情報管理)のデータを見て、仮説どおりに売れたかどうかを検証する。この『仮説と検証』を繰り返しながら、単品ごとに常に売れ筋と死に筋を的確につかみ、発注の精度を高めていく。これが、われわれが日々徹底して行う『単品管理』です」
「真の競争相手は同業他社ではなく、絶えず変化する顧客ニーズである」
「他社さんとの競争における勝者と敗者というのではなく、お客様のニーズをどうつかめるかだけが勝負」
「われわれの競争相手は競合他社ではなく、真の競争相手は目まぐるしく変化する顧客のニーズそのものである」
「『昨日の顧客』が求めたものを『明日の顧客』に提供してはならない」
「我々は以前からあくまで本業に徹して、本業とまったく無縁のことはやってこなかった。だからバブルのときにも本業以外の不動産投資やリゾート開発などに手を染めませんでした。そのために切り抜けられたのです」
【出典一覧】
『挑戦 我がロマン(私の履歴書)』
『朝令暮改の発想 仕事の壁を突破する95の直言』
【感想・論評・補足】
鈴木は最初に勤務した東京出版販売で、統計学と心理学の2つの重要な視点を体得している。仕事を通して、理論と実践で検証しながら徹底的にこの2つを学んだ。このことがセブン-イレブンを発展させるうえでの重要なバックボーンとなったといえよう
経歴(プロフィール)
■鈴木敏文(すずき・としふみ)
セブン-イレブンの生みの親として知られる。株式会社セブン&アイ・ホールディングス最高経営責任者(CEO)、株式会社イトーヨーカ堂最高経営責任者(CEO)、経済団体連合会副会長、日本チェーンストア協会会長、学校法人中央大学理事長等を歴任。1932年12月1日 生まれ。長野県埴科郡坂城町出身