ルイス・ランドボルグ
ルイス・ランドボルグの名言・語録2件
(バンク・オブ・アメリカ会長)
「業種は多岐にわたり、零細小売店から美容院、コイン・ランドリーから高度の科学部品メーカーまであるが、貸付担当者は、あらゆる業種を通じて共通の現象があることを確認している。技術不足とか、特殊なノウハウの欠如が原因で、倒産または倒産寸前に追い込まれた企業は、まずない。自動車の修理屋さんが、正確に修理していないとおこられる懸念はない。家具の張替屋が、仕上がりで小言を食う心配も少ない。ダメになるのは『経営』の失敗なのだ。それも二つの問題点・・・カネか人か、あるいはその両方である」
「それが銀行屋の偏見だといわれるかもしれないが、つぶれる企業は、銀行に駆け込む前に、カネの問題で、すでに、にっちもさっちもいかなくなっているものだ。仕入先への支払い、家賃の支払い、給料の支払い、いずれにも問題がある。創業に当たって、だれもが犯す失敗の一つは、いくらカネが要るか、その算定を誤ることと、自分の器量に応じた資本金の総額を認識していないことである」
【出典】
『日・米 経営者の発想』松下幸之助/ルイス・ランドボルグ/石山四郎(編)PHP研究所(1980年)
【感想・論評・補足】
やはりどんぶり勘定で会社の経営は出来ない。経営者は数字に強くなければいけない。会社の実態が分っている間は打つ手はあるが、分らないと手遅れになる。人間の病気と同じといえよう
経歴(プロフィール)
■ルイス・ランドボルグ
アメリカの銀行家。バンク・オブ・アメリカ会長。カリフォルニア大学経営大学院顧問教授。1906年、モンタナ州ビリングスに生まれる