伊藤守の名言・語録8件
(日本のコーチング界の草分け)
「いいリーダーは、部下の情熱を引き出す」
「マネジャーの仕事とは、部下を仕事にコミットさせることではなく、部下の情熱を引き出すことにある」
「コミュニケーションを決定しているのは、コミュニケーションの発信者ではなく、コミュニケーションの受け手の側である」
「人は、ものごとを自分の見たいように見て、聞きたいように聞く。同じ言葉を聞いても『解釈』は、人それぞれ違う」
「コーチングでは、単にコーチを受ける個人を対象にしているだけではなく、個人が所属する組織にどのように影響してゆくかを扱っている」
「心理学者のアドラーは『人が仕事で失敗するのは、単に知識や経験が不足しているからではなく、90%以上は、そこにかかわりを作り出せないから』と言っている。しかし、相変わらず、組織におけるコミュニケーションは、上から下への『指示命令』を徹底させることだと信じて疑わない上司は少なくない」
「コーチングのほとんどは『質問』によって成り立っている。コーチング・カンバセーションはもちろんのこと、コーチングのツールとして使われるアセスメントも『質問』であり、コーチングの宿題にも、質問が多く含まれる」
「コーチングは、人が目標を達成するために必要な知識やツールを棚卸しし、それを備えさせるプロセスである。コーチは、より速く目的に到達すること、より大きな目標を達成することに向けてコーチングする。目標に到達するということは、そのために必要なコンピテンシーを速やかに、確実に身に着けることで実現する」
【出典】
『部下を持つ人のコートング入門』
【感想・論評・補足】
伊藤氏は日本のコーチング界における草分けであり、ディスカヴァー・トゥエンティワン代表取締役を務めた干場弓子さんが大尊敬している。
経歴(プロフィール)
■伊藤守(いとう・まもる)
日本人として初めて国際コーチ連盟(ICF)よりマスター認定を受けた日本のコーチング界における草分け。コーチングを日本に紹介し、1997年に日本で最初のコーチ養成プログラムを開始。株式会社ディスカヴァー・トゥエンティワン創業者。1951年、山形市で生まれる。