岩井俊憲の名言・語録5件
(カウンセラー、評論家)
「アドラーは『人間であることは劣等感を持つことである』と言っています」
「人の話を聴くことによって相手の問題を整理統合して解決する支援ができます。よく聴くことによって的確な助言ができるようになるのです」
「アドラー心理学では、『高すぎる目標は勇気をくじく』と言っています。そして、目標は具体的でなければなりません」
「経営者の嫉妬というのは結構あります。一番多いのは、創業社長が二代目の息子に嫉妬するケースです」
「会社にはさまざまな個性を持つ人間が参加しているということです。会社を成長させるために、経営者はそうした人間の能力を正しく評価し、引き出していかなければいけません。そのためには『人間をどう見るか』という人間観が絶対に欠かせません。人間を肯定的に見るか否定的に見るかによって、その人の見え方は全く違ってきます。アドラー心理学では人間を肯定的に見ることを教えます。そして、そういう人間観に基づいて見れば、人間には無限の可能性があるのです。経営者がそうした人間観を持つことが会社を成長させるもとになると私は思っています」
【出典】
『経営者を育てるアドラーの教え』
【感想・論評・補足】
岩井氏は同時に仕事、家族、財産の3つを失ったことがある。苦労人だからこそ、人の心を打つ講演が出来るのだと思う。アドラー心理学を日本に広めた貢献者の一人である。
経歴(プロフィール)
■岩井俊憲(いわい・としのり)
日本のカウンセラー、評論家。アドラー心理学カウンセリング指導者。1947年、栃木県生まれ。早稲田大学卒業