名言・語録・格言

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塩野義三郎

二代目塩野義三郎の名言・語録
塩野義製薬社長を歴任)

 


道修町流の旧式な店舗には実務家上りの店員でもよいかもしれぬ。しかし私は新しい時代には新しい経営方式がなければならないと痛感していた。それにはどうしても“学校出”を店に入れることが必要だった」

 


「まず第一に会社の目的は何か。いうまでもなく営利である。しかしながら我利だけではいけない。少なくとも国家の一員として社会全体に貢献するところがなければならない。会社を良くするためには従業員各位がお互いの連けいを深め一致団結する必要がある。幸い当社は創立以来、従業員各位が奮斗努力されたおかげで年を追うて発展してきた。しかし、最近社運の隆盛とともに新入社員も増加し仕事も分業化した結果、社員相互の連絡がうまくいっていないようだ。社報を復刊したのは従業員各位の円満な団結を強化したいからにほかならぬ」

 

 

【出典】
出典『二代目塩野義三郎伝』(非売品)二代目塩野義三郎伝編纂委員会

 


【感想・論評・補足】
二代目塩野義三郎は、徒弟制度は道修町の経済的、社会的基盤であったのに廃止して、学卒者を登用した。それ以外にもどんどん新しいことを取り入れ、道修町で確固たる地位を築いた。

 


経歴(プロフィール)
■二代目塩野義三郎(しおの・ぎさぶろう)
1881年~1953年】日本の実業家。父・初代義三郎の薬問屋・塩野義商店に入る。社長に就任。徒弟制度を廃止、新薬を発売。塩野義製薬に改称した