名言・語録・格言

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丹羽宇一郎

丹羽宇一郎 名言・語録20

伊藤忠社長、中国大使)

 

 

「人は仕事で磨かれる」

 

 

「人というものは、仕事で磨かれ、読書で磨かれ、最後は人で磨かれる、この3部作です」

 

 

「私は、一流の人と接することは非常に大事だと思っています。人間は一流に接しないといけない」

 

 

「一流の人に会う、一流のモノを見る、触れる。買えるなら買えばいい。経営も同じです。一流の経営者に接する」

 

 

「私のモットーは『清く正しく美しく』です」

 

 

「会社の不祥事は嘘から始まります。嘘をついたところで業績が良くなるわけではない」

 

 

199910月、伊藤忠商事3950億円の特損処理を発表しました。その年度の最終損益は単体で1630億円の赤字を計上、株式は無配となりました」

 

 

「当時、業界だけでなく、日本でも最大規模の特損処理でしたから、社内外にも大きなインパクトがありました。これは、言ってみれば長年の会社の膿を出しきったということです。社長時代に私が行った大きな決断の一つです」

 

 

「じつはこのとき、私はさんざん悩みましたが、最終的に隠しごとは一切しないという自分の信念にしたがいました」

 

 

「結果、伊藤忠商事は信頼を取り戻し、翌年には連結で純利益705億円という当時の過去最高益を達成しました。V字回復です」

 

 

「音楽・芸術・文化は国境を越える共通言語である」

 

 

「私は民間出身では初の中国大使となりました」

 

 

「北京に赴任してみて有り難かったのは、優秀な人材が大使館に揃っていたことです。民間企業と比べても本当に優秀で、信頼に足る人物ばかりでした」

 

 

「北京から日本を眺めていてつくづく思うのは、日本には本当に国際感覚がない、ということです」

 

 

「政治力、外交力の根幹は、トップ同士の人間関係です。昔の宮廷外交のように、騙し騙されの時代ではないし、鹿鳴館のようなパーティ外交をする時代でもありません」

 

 

「農業は国の宝」

 

 

「農業というものは、国々の自然環境に最も適した作物を作るべきであって、それに合わないものは輸入せざるを得ない。各国が役割分担して交換すればいいのです」

 

 

「私がこれまでの自分の人生を振り返ってみて誇りに思うのは、絶対に読書を欠かさなかったことです。これまでの何十年という間の読書の蓄積は、人に負けないものだと思っています」

 

 

「私はずっと読書を続けてきました。新入社員のときは、給料のほとんどが飲み代と本代に消えました」

 

 

「話をすると、相手が本を読んでいるのかどうか、私はだいたい分かります。言葉の選び方しかり、話し方しかり」

 

 

【出典一覧】

『人は仕事で磨かれる』

『若者のための仕事論』

『中国で考えた2050年の日本と中国』

 

 

【感想・論評・補足】

丹羽は業績不振の伊藤忠商事をV字回復させ、民間人初の中国大使も務めた。世間の常識からずれるという理由で、社長時代も黒塗りの車の送り迎えは拒否し満員電車で通勤した。北京でも皿洗いや洗濯は自分でやっていたという。常に一般人の目線にたち、公明正大であったので人から信頼を得られたのであろう

 

 

経歴(プロフィール)

丹羽宇一郎(にわ・ういちろう)

日本の経営者。伊藤忠商事社長、日本郵政株式会社取締役、特定非営利活動法人国際連合世界食糧計画WFP協会会長、中華人民共和国駐箚特命全権大使などを歴任。1939129日、愛知県名古屋市で生まれる。名古屋大学法学部卒業