佐藤正忠
佐藤正忠の名言・語録12件
(雑誌『経済界』主幹)
「まず動け そこから道が拓けていく」
「志を持っているか!志さえあれば、たとえ道は険しく厳しくとも、いつか拓けていく。志の有無が人生のすべてを決めていく」
「大きな変化は誰にでもわかるが、小さな変化は眼につかない」
「社長の器量が会社を決める」
「経営者は、そんな誰もが気がつかない小さな変化を見逃さないことである。それには時代の変化に敏感でなければならない。経営者というものは、ある意味では時代の流れに順応する技術ともいえる」
「自分の本業に専念する人で失敗する人は、まずいない。失敗する人のほとんどは、おいしい話に乗って、本業以外のことに手を出した人ばかりなのである」
「一流人には『徳』がある」
「金は徳を積むために使うべし」
「金の使い方の上手い経営者の一人が、松下幸之助である。大阪の梅田にある大阪駅前の陸橋は、松下が寄付したものである。何億という巨費を、松下は個人で出したのである。普通ならば、“松下ブリッジ”とか、自分の名前を出したいところだが、松下はそれを断わった。だから誰も松下が寄付した金でつくったとは思わない」
「松下は、自分を育ててくれた大阪という土地に報いただけなのである。決して、反対給付を求めない。出しっぱなし、与えっぱなしである。だからこそ陰徳となっていく。松下には、隠して積んでいる徳がどれだけあるかわからないのである」
「人間づくりのできる企業が飛躍する」
「教育ということは、遠い道であるように思われるが、結局一番近道なのだ。いい会社、儲っている会社は社員教育に投資をして力を入れている」
【出典一覧】
『常識をぶちやぶれ』
『新・経営者心得帳』
『佐藤正忠の経営辻説法』
『まず動け そこから道が拓けていく』
【感想・論評・補足】
佐藤正忠翁ほど経営者を直接取材し、よく知っている経済評論家はいないだろう。正忠さんの本はどれも面白い
経歴(プロフィール)
■佐藤正忠 (さとう・せいちゅう)
【1928年~2013年】経済経論家。フェイス出版社(経済界の前身)の創設者。雑誌『経済界』主幹。秋田県生まれ