渋沢栄一
渋沢栄一 名言・語録23件
(日本資本主義の父)
「礼儀ほど美しいものはない」
「信用は実に資本であって商売繁盛の根底である」
「正しい商売には秘密はない」
「商業にも高度な教育は必要だ」
「自分さえよければという考え方では、不幸に陥る」
「悪い習慣というのは、ばい菌が増殖するように勢力を増す」
「完全なる富は完全なる信念から生じなければならない」
「才能が劣っていても誠意ある者を選ぶ」
「正しい方法で得た財産でなければ、貧しいほうがよい」
「たくさんの用事を言いつけられる者が、結局一番幸せになる」
「世の中の事はすべて心の持ちよう一つでどうにでもなる」
「逆境は自ら招いた境遇なのだ」
「ほとんどの場合、不運というのは自分で招くものだ」
「災いの多くは、すべてが順調に進んでいる時に前触れがある」
「情愛は唯一の緩和剤であり、すべてに円満な解決を与えてくれる」
「気持ちをしっかり持てば、身体も自然に元気になる」
「桜が日本の誇りであるのと同様、武士道もまた日本の誇りである」
「偽らず、飾らずに人に接すれば、心は必ず相手に通じる」
「社会のために尽くす者に対しては、天もまた恵みを与えてくれる」
「他人をだまして得た商売は長続きしない」
「その人、その国の生存上最も必要なるは実業である。この実業の力を強くするのが、すなわち国の富を強くする所以である」
「金はそれ自身に善悪を判別するの力はない、善人がこれを持てば善くなる、悪人がこれを持てば悪くなる」
「銀行は大きな河のようなものだ。銀行に集まってこない金は、溝に溜まっている水やポタポタ垂れている滴(しずく)と変わりない」
【出典一覧】
『渋沢栄一100の訓言』著者:渋澤健
『渋沢栄一巨人の名語録』著者:本郷陽二
【感想・論評・補足】
『経営学の父』として世界的に著名なピーター・ドラッカーは渋沢栄一のことを『世界のだれよりも早く、経営の本質は『責任』にほかならないということを見抜いていた』と言い、『渋沢は思想家としても行動家としても一流である』と絶賛した。日本の歴史において、商売人でありながら世界的に通用する思想家は、石田梅岩、渋沢栄一、松下幸之助の3人であろう
経歴(プロフィール)
■渋沢栄一(しぶさわ・えいいち)
【1840年~1931年】江戸時代末期(幕末)から大正初期にかけての日本の武士(幕臣)、官僚、実業家。第一国立銀行や東京証券取引所などといった多種多様な企業の設立・経営に関わり、「日本資本主義の父」ともいわれる