奥田重元
奥田重元 名言・語録1件
(ミャンマー友好の陰の立役者)
「アジアで友を得るには相手の立場に立ち、正直と親切を貫くこと」
【出典】
【感想・論評・補足】
奥田は戦時中、英国を相手にビルマ独立義勇軍の隊長としてラングーン攻略戦に参加。アウンサンスーチーの父で建国の父でもあるアウンサン将軍と死線で戦い、長年親交を深める。戦後、ビルマとの交渉が難航していた日本政府は、事態打開のため奥田に交渉を依頼する。今までのこう着状態が一気に緩和。奥田は平和条約や賠償・経済協力協定の締結、国交樹立を実現した陰の立役者とされる。奥田と親交があったコシノジュンコ(デザイナー)は奥田の『アジアで友を得るには相手の立場に立ち、正直と親切を貫くこと』の言葉が忘れられないという。奥田重元は大きな仕事をしていながら記録がほとんど残されていないだけに貴重な証言といえよう
経歴(プロフィール)
■奥田重元(おくだ・しげもと)
【1923年~2012年】アジアにおける『アラビアのロレンス』と呼ばれた。タイ王国バンコクに駐在、BIA設立と同時に大尉となり、BIA本部にて作戦補佐等を行う。戦後はビルマ政府顧問として活動。ビルマ賠償使節団団長補佐官となる。2012年没。享年90