平岩外四
平岩外四 名言・語録13件
(東京電力6代目社長)
「リーダーシップとは、先見性を持って決断し、その結果に対して責任を負うことです」
「逆風や突風ばかりではなく、時には台風も襲いかかってきます。経営は常に逆境との闘いです」
「希望を持つことがすなわち生きることだと思います」
「過去の歴史をひもといてみればわかりますが、未来を切り拓いてきた人や何か大きな仕事を成し遂げた人たちは、みんな世の中を前向きに、肯定的にとらえ、希望を持って生きています。希望のないところからは何も生まれない」
「どんな仕事でも、いかなるところでも、仕事に関しては自分のエネルギーをすべて投入してやれるように心掛けなくてはいけません。そうすると道は自ずと拓けるものです」
「スポーツと同じで仕事も基本が大事です」
「みなさんが当面担当する仕事は、非常に地味なものが多いと思いますが、こうした基礎的業務を徹底的に勉強して、自分の足下をまずしっかり固める中で企業人としての自覚を深めてほしい」
【注釈】昭和54年の入社式での挨拶の言葉
「何事もその道の第一人者になることが大切です」
「まず、自分に与えられた仕事については誰にも負けない、第一人者になるんだということを常に心掛けてほしい」
【注釈】昭和57年春の新入社員歓迎の挨拶での言葉
「いい本に出会った時には、また一人心の友が増えたような気がします」
「寝床まで仕事は追いかけてこない。寝る前30分や一時間は空き時間ができる。その時間に本のページをめくるように習慣づけた」
「わたしは本は自分の知識の限界があり、経験の限界があるのを非常に無限に広げてくれる世界を提供してくれるものだと思っておりますし、自分の知らない面を教えてくれるものだと思っております」
「仕事のために必要な勉強というのは当然ありますが、それはごく限られていると思います。人間として、あるいは一人の実業人として重要なのはそんなものではなくて、仕事に直接結びつかない読書であると思います」
【出典一覧】
【感想・論評・補足】
平岩は財界きっての読書家と言われた。蔵書は2万冊とも3万冊ともいわれ、床が本の重みで軋み、穴があきそうなくらいであったという。ある時は伝記作家の第一人者、小島直記と雑談のなかで読書論となり、フランスの文豪メリメの作品「カルメン」「タマンゴ」「エトルリアの壺」「マテオ・ファルコーネ」を語り合い、また経済小説の泰斗、城山三郎と古今東西の文学について語り合った『人生に二度読む本』を共著で出版もしている。一流の作家と対等に文学の話や歴史の話ができる、こんな経営者は、今はなかなかいないだろう
経歴(プロフィール)
■平岩外四(ひらいわ・がいし)