井深大
井深大 名言・語録18件
(ソニー創業者)
「常識と非常識がぶつかったときに、イノベーションが生まれる」
【注釈】この発想からウォークマンが誕生した
「多くの人たちに利用されてこそ、技術である」
「たわいのない夢を大切にすることから、革新が生まれる」
「ものをつくる苦労を知っている人は失敗を人のせいにしない」
「ソニーもホンダも叩かれて強くなった」
「よく『日本人には独創性がない』ということが言われますが、これに対しては、『とんでもない』というのが私の意見です」
「少なくとも、CVCCという、まったくオリジナルなエンジンをつくりあげた本田宗一郎さんがいるかぎり、日本人には独創性がないとは言わせません。この本田さんの功績は、もっともっと評価されてしかるべきものだ、と私は考えています」
「私にとっては、仕事のパートナーに恵まれただけでなく、本田宗一郎というまたとない友を得たことで、私の人生は何倍にも豊かになりました」
「枠の中からどうやって飛び出すかが重要。技術に感性を結びつけると、大きな飛躍ができる」
「人真似をしない、新しいことを手がけよう。それは大変なことだが、一つ乗り越えると新しい境地が必ず開かれるから」
「働くお母さんたちは、出かける前に8秒間子供を抱きしめてあげなさい」
「大衆は製品のきびしい裁判官であり、正しい評価をする。だからこそ大衆製品は一番やりがいがある」
「新しいものにチャレンジし、新しいものを創り、新しいマーケットを創り出していくことも技術革新の一つ。マーケットはわれわれが積極的にこしらえていくのだ」
「日本は輸出によって降盛を図らねばならない。そのためには世界を相手に、安くて、優秀な製品をどんどん作らなくてはならない」
「書店の本棚を眺め、自分に改革を起こしてくれそうな本や私に見つけられるのを待っているような本を買うのが楽しみ」
「企業もお城と同じようなもの。下の石垣がしっかりしていなくてはいけない。強い石垣はいろいろな形の石を、うまくかみ合わせることによってできる」
「発想を持った人を見抜き、動かすこと。契約書や仕様書どおりでは満足できぬ人をひきつけ、引っ張っていくこと。それこそがリーダーの仕事だ」
「モルモットとはすなわち先駆者だと解釈した。モルモットの後をついてこい、ソニーは先に次のものを開拓するぞという意欲に燃えた」
【注釈】ソニーがベンチャー企業の頃、新しい製品を開発し、需用がありそうだとなると競合の大手企業が似たような製品をつくり全国にある販売網を活かして売るということがあった。そのことを評論家の大宅壮一が『ソニーはモルモットだ』と揶揄したが、井深はそれを逆手にとった
【出典一覧】
『わが友 本田宗一郎』
【感想・論評・補足】
井深は戦後の焼け野原から、技術力を持って日本を再建することを決意し、東京通信工業(後にソニーに変更)を設立。盛田昭夫(もう一人の創業者)と共に、世界有数の大企業に育てた立志伝中の人物である
経歴(プロフィール)
■井深大(いぶか・まさる)