本間正人 名言・語録5件
(コーチング)
「『聴く』ことは、コーチングの重要なスキルの一つですが、『聴く』行為は、決して受け身ではなく、『引き出す』という意味合いも含まれています」
「幸之助さんは、部下を大切にし、部下から『聴く』ことを重要視するという点で、傑出した人だったように思います」
「松下政経塾では、国家100年の大計を立てることもミッションの一つとして位置づけられています」
「松下政経塾で、幸之助さんは塾生にいつもこう言っていました。『君らは、塾生であると同時に塾長なんや。この塾の塾長という気持で、この塾がどうあるべきかを考えてほしい』」
「幸之助さんは、松下政経塾の第一回入塾式の時、塾生の父兄に出すお弁当の味見を自らしました。また講堂の一番後ろに座り、ここで見えるか、ここで聞こえるか自分で確かめ、リハーサルに万全を尽くしたという話が残っています」
【感想・論評・補足】
本間正人はコーチングの重要なスキルの一つが、『聴く』行為で、決して受け身ではなく、『引き出す』という意味合いも含まれるという。松下幸之助は人使いの名人であったが、なぜ名人になれたか、聴き上手の天才でもあったからであろう。本間の著書『松下幸之助とEQコーチング』を読むとそのことが分かる
経歴(プロフィール)
■本間正人(ほんま・まさと)
松下政経塾第3期生。松下幸之助から直接薫陶を受ける。「教育学」を超える「学習学」の提唱者。特定非営利活動法人学習学協会代表理事。コーチングやポジティブ組織開発、ほめ言葉などの著書多数。1959年8月29日 生まれ。東京大学文学部社会学科卒業