下村澄
下村澄 名言・語録5件
(ニュービジネス協議会専務理事)
「人生学、人間学としては、儒教ぐらい行き届いた教えはない。解脱の学としては、佛教(ぶっきょう)ぐらい行き届いた教えはない。儒教は外展的、佛教は内展的である」
「儒教は仁(恕)、思いやりの心。佛教は慈悲、人は自分が一番かわいいが他の人のことを思いやるのが慈悲である」
「キリスト教は愛。自分がされたいように人にもしてやりなさいということだ」
「実は経営者に出てもらったときに、色紙にあなたの経営理念というのを書いてくださいと言って、書いてもらっていました。10年間その番組を担当しまして辞めたときに、この膨大な色紙を分類したことがあります。このとき、一番多かったのは『誠』という字でした。言葉は『誠実』とか『至誠』などと表現は違うんですけれど、『誠』という字が非常に多いんです」
「私は大物の経営者に数多く会うことができたわけです。そして、彼らを見て感じたことは、理念なり、哲学がない人はやはり駄目だということでした」
【出典】
著者:下村澄/清水榮一
【感想・論評・補足】
下村は碩学、安岡正篤に師事し学んでいる。『人間の品格―安岡正篤先生から学んだこと』『人間学のすすめ「恕」―安岡正篤・孔子から学んだこと』などの本がある
経歴(プロフィール)
■下村澄(しもむら・きよむ)
大阪テレビ放送を経 て、株式会社毎日放送に移籍入社。秘書部長・社長室・局次長およびビデオネットワーク取締役、社団法人ニュービジネス協議会専務理事などを歴任。1929年、佐賀県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業