名言・語録・格言

このサイトは人類の叡智の結集である。 知りたい人の名言・語録があれば検索ボックスに人名を入れて下さい。名言・語録は391冊の本や社史、雑誌などから抽出したもので、出典元は最後に記しております。出典元のはっきりしない名言・語録は記載しておりません【302名 2456件の名言・語録を収録(2023年1月27日現在)】

シャルル・ド・モンブラン

モンブラン伯爵 名言・語録3件
(フランスの貴族、実業家、外交官)
 
 

歴史学は日本人にとっては自分の国の歴史に限られている」
 
 

「二本の刀を帯びる特権は日本人の名誉と威厳の考え方に結び付いている。長い刀は戦いの際の武器で、親しい人間の家では体から離すのが礼儀である。短い刀は専ら自殺用の武器である。それ故友人の家を訪れた際にこれを身につけていても、何等無礼ではない」
【注釈】自殺は切腹のこと。切腹は外国人には奇異にうつったことだろう
 
 

「日本人は、東洋的無気力の中にあって、生気が溢れ、かつ進歩的な、何よりも自ら学び改善しようとする、そして自分自身の殻にこもるこの極東の奥に位置しているとはいえ、どんな師匠をも不快にすることのない、そんな国民の大絵巻を繰り広げているのである」
 
 
 
【出典】
モンブランの日本見聞録』森本英夫(訳)
 
 

【感想・論評・補足】
フランスでモンブラン伯ほど激動の幕末、維新後の外交の裏舞台で暗躍した人物はいないが、謎が多く詳しいことは分かっていない。特に薩摩藩との繋がりが深かった。『モンブランの日本見聞録』の中で肝心なことは述べていないかもしれないが、日本の国の観察は実に的確である
 
 

経歴(プロフィール)
▇シャルル・ド・モンブラン1833年~1894年】フランス/ベルギーの貴族、実業家、外交官、日本のお雇い外国人。薩摩藩の外交顧問