名言・語録・格言

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出光佐三

出光佐三の名言・語録7件
(出光興産創業者)
 
 

終戦直後、私は店員を馘首(かくしゅ)しない事を言明しました」
 
 

「人間尊重の出光は、終戦に慌てて馘首(かくしゅ)してはならぬ」
 
 

「出光は創業以来『人間尊重』を社是として、お互いが錬磨して来た道場であります」
 
 

「人を育てる根本は愛である。愛とは如何なる場合にも、自分を無私にして、相手の立場を考えるということである」
 
 

「私は『金持ちの金は借りるな。人間がしっかりしておれば、金は自然に集まる』といっております。創業後7年か8年の間は、死ぬか生きるかという非常な苦しみをやった。その間に従業員が覚えたことは、人間がしっかりして、力を合わせておれば、どこからか金はできてきて、難関は突破していけるということです。それが『人間が資本である』という言葉になったわけです」
 
 

「何かやるにしても考えて考えて考え抜く。それが私の一生である」
 
 

マルクスと出光は、その出発点・目標は同じでありながら、マルクスは対立闘争の道を歩き、出光は和の道を歩いた、というような、極端な正反対の姿となった」
 
 
 
【出典一覧】 
出光佐三語録』木本正次
マルクスが日本に生まれていたら』
私の履歴書(昭和の経営者群像5)』
 
 

【感想・論評・補足】
戦後、多くの企業が大量の人員整理をした。出光でも重役会議で従業員の大量解雇やむなしの意見が大勢をしめたが、出光佐三は『一人も馘首(かくしゅ)しない』ことを宣言し、それを実践した。従業員を一人も解雇することなく見事に難局を乗り越える。佐三は信念である「人間尊重、家族主義」を貫いた、真に人を大事にする経営者である
 
 

経歴(プロフィール)
出光佐三(いでみつ・さぞう)
【1885年~1981年】明治から戦後にかけての日本の実業家。石油元売会社、出光興産の創業者。貴族院多額納税者議員。1885年8月22日、福岡県宗像郡赤間村で生まれた