水野博之の名言・語録3件
(松下電器産業副社長)
(松下電器産業副社長)
「松下幸之助はゴルフが嫌いであった。ゴルフは企業を亡ぼし、国を亡ぼす、と思っていた。マージャンについても同じであったろう」
「松下幸之助という人間はまことに愛すべき存在であり、同時に憎たらしい存在でもあった。あるときは聖人のように優しかったが、あるときは悪魔のごとく冷酷無比なところがあった。心酔者に対しては、厳しかったがいたわりの心をもっていた一方、批判者に対しては情け容赦のないところがあった」
「雪崩は、最初に隼の影におびえて、トンと雪を蹴った山兎の動きから始まる。山兎の一蹴りで転がった雪片のカケラが2つになり、4つになり、16にと、またたく間に拡がりながら渓谷を転がり落ちていくのである。こうなると誰の力でも阻止することはできない。あれよあれよという間に、すべてのものを呑み込んで押し潰していく」
【出典】
『誰もかかなかった松下幸之助 3つの素顔』
『誰もかかなかった松下幸之助 3つの素顔』
【感想・論評・補足】
松下幸之助はあるときは聖人のように優しかったが、あるときは悪魔のごとく冷酷無比であったという。幸之助には天使と悪魔が同居していたというのが実像のようだ。しかし時が経つにつれドンドン神格化されていき、悪魔の部分は切り取られ、いつの間にか天使だけが住んでいる幸之助へと美化されてしまった。それが現在の松下幸之助である