原晋
「情熱が人を動かす」
「人間の能力に大きな差はない。あるとすれば、熱意の差だ」
「怒るより、諭しなさい」
「言葉でじっくり諭すほうが、感情に任せて怒るよりも部員たちの心に響くと思います」
「たとえ話のネタ帳を持て」
「スポーツにも理論が必要」
「箱根駅伝もビジネスも一緒です」
「青学で陸上競技部を優勝に導いたノウハウは自分の選手時代に学んだものではなく、むしろ引退した後に営業マンとして培ったものである」
「私は今、青山学院大学陸上競技部の監督をしているが、指導理念やノウハウの多くは営業マン時代に培ったものであり、それがほぼすべてと言ってもよい」
「なぜ青学陸上競技部で成果を出せたのか。それはきっと、営業マンとして実績を積み重ねる過程で、チームをつくり上げるにはなにが必要なのか、人を育てるとはどういうことなのかなど、たくさんのことを学んだからです。それをスポーツの現場に持ち込めば成功するのではないかと思っていたのです」
「私がビジネスの現場から陸上界に持ち込んだノウハウの一つが、『目標設定と管理』です」
「スポーツ選手で企業に入って出世するのは、ラグビーや野球の選手が多い。それはお互いに助け合いながらゲームを進めていくという競技の特徴に基づいている」
「目標を書き出すことで、行動につながる」
「目標を管理するうえで大切なことは、設定した目標を紙に書き出すことです。書き出すことで目標に対する意識が高くなり、行動につながるようになるからです」
「私は、メンタル強化には自信を積み重ねることが近道だと考えています。緊張したり、萎縮してしまうのは、自信がないからです」
「陸上だけじゃない、『人として成長できるか』が大切なんだ」
「社会人になっても役立つことを、陸上を通じて教える」
「大学時代に陸上競技でどれだけいい成績を残せても、社会性がなかったら、組織の一因として仕事をすることが難しくなります。逆に競技成績は残せなかったとしても、人として成長できればビジネスマンとして活躍することができます」
【出典一覧】
『逆転のメソッド 箱根駅伝もビジネスも一緒です』
『フツーの会社員だった僕が、青山学院大学を箱根駅伝優勝に導いた47の言葉』
【感想・論評・補足】
原晋監督の著書はマネージメントをする全てのビジネスマンにもアスリートにもお勧めだ。絶対に読むべし!
経歴(プロフィール)
■原晋(はら・すすむ)
青山学院大学陸上競技部監督歴任。青山学院大学史上初となる箱根駅伝総合優勝に導く。1967年生れ。