藤田田
藤田田 名言・語録16件
(日本マクドナルド創業者)
「ビジネスの世界には『勝てば官軍』の論理しかない」
「『敗者の美学』といったものは、文学の世界でだけ意味がある。文学でメシが食えるか、金儲けができるかと、わたしは声を大にしていいたい」
「ビジネスの世界は『勝てば官軍、敗ければ倒産』、その間に、『灰色地帯』などはありえないのである。食うか食われるかの修羅場なのである」
「社長業とは戦略を揚げることだ」
「文化は高いところから低い所に流れる」
「悲観はビジネス最大の敵である」
「夜の明けない朝はない。朝は必ずくるのだ」
「小売業で成功するには日々の小さな積み重ねが大事。逆転ホームランをねらったら失敗する」
「国際情勢に見識をもて」
「私は、『マクドナルド』の社員にたいしては、つねに国際情勢について見識を持てと言っている」
「『マクドナルド』は世界52ヶ国に広がっているインターナショナルな企業なのだ。その社員が国際問題についてなにも語れないというのでは、どうしようもないのである」
「経営者にとって重要なのは『魂』だ。経営者には日本の文化に貢献するといった使命感がなければいけない」
「社長にプライバシーはないと覚悟せよ」
「わたしは、社長たるもの、プライベートな時間はない、すべては『公』の時間だとして、その時間を会社全体の動きに使うべきであると思っている。だから私に『休日』はない」
「わたしは年間300万円を払って、大阪の警察病院と東京・荻窪の衛生病院に緊急用のベッドを一つ確保している。なんとアホなことを、という人もいるが、東京や大阪の社員やその家族が病気になったとき、そこへ行けば必ず一つベッドがあいているということは、社員が安心して働けるということである」
「社員を安心して働かせるために、給料をたくさん払ったり厚生施設を充実させるということも大切だが、病院のベッドを持つということは一種の危機管理なのだ」
【出典一覧】
『勝てば官軍 』
『【ユダヤの商法】起業戦争の極意』
『経済人の名言・下』日経ビジネス文庫
『我かく生きビジネスに勝利す!』山口廣太
【感想・論評・補足】
大阪と東京に社員やその家族のために、緊急用のベッドを確保しているというのは意外である。藤田は案外、従業員を大切にする経営者だったのかもしれない
経歴(プロフィール)
■藤田田(ふじた・でん)
【1926年~2004年】日本の実業家。輸入雑貨販売店「藤田商店」、「日本マクドナルド」、「日本トイザらス」「日本ブロックバスター」創業者。大阪で生まれる