松岡正剛
松岡正剛 名言・語録7件
(編集者)
「読書は編集である」
「読書世界と本棚とは一体だ」
「本というのは、長い時間をかけて世界のすべてを呑み尽くしてきたメディアです。ギルガメッシュの神話から湾岸戦争まで、カエサルから三島由紀夫まで、ラーメンから建築まで、金融危機からサッカーまで、みんなみんな、本の中に入っている。むろん日記も手紙も小説も見聞記も、楽譜も写真も映画のシーンも名産品も、本になる」
「ぼくにとっては『多読』と『少読』はつながっています。本質は同じです。少読がしだいに多読になるわけではなく、多読によって少読がより深まるということもありうるわけで、そこが読書のおもしろいところだと思いますね」
「ぼくは自分がつきあったり、師事したくなった人の本は必ず読むということを徹底するんです。これも実は多読のコツかもしれません」
「図書館のいいところは、そこには本しかないということです。図書館に通えば、読書習慣は必ずつく。ジムに行ってトレーニング以外のことをしないのと同じで、図書館に行けば必ず本になじみます」
「あまり知られていないことですが、人類が黙読(目読)ができるようになったのは、おそらく14世紀か16世紀以降のことです。それまではほとんど音読です」
【出典】『多読術』ちくまプリマー新書
【感想・論評・補足】
松岡は数十年間、ほぼ毎晩読書をして、午前3時以前に寝たことはないという。読書というものは夜に根っこをのばすのだという。超人気の「千夜千冊」サイトは、どの記事を読んでも知的好奇心をそそる。最高!
経歴(プロフィール)
■松岡正剛(まつおか・せいごう)
日本の実業家、編集者、著述家。編集工学を提唱。株式会社松岡正剛事務所代表取締役、編集工学研究所所長、ISIS編集学校校長、連志連衆會理事、角川武蔵野ミュージアム館長、東京大学客員教授を歴任。1944年1月25日生まれ。京都市出身