谷井昭雄
谷井昭雄 名言・語録7件
(松下電器産業4代目社長)
「戦略は現場にあり」
「必要なことは勇敢にやらなければならない」
「無理をしなければいかん。無理をした分だけ他社をリードできるのだ」
「商品の特徴をきめるのは、深く掘り下げた技術である。要素技術、基礎技術を徹底的に掘り下げること」
「組織なり会社の中で自分しかできないもの、なし得ないもの、そういう役割が必ずある。その役割を勇気を持って実行せよ」
「いい組織、いい企業は経営者がいいからであって、強い経営、強い会社というのも、やはり経営者が強いからだと思う」
「職場、組織、企業・・・すべてはリーダーの考え・思想・行動の投影したものである。何かを嘆く前に、至らざれば将に問題があると考えること。職場は一将の影である――自戒の言葉です」
【出典】
『戦略は現場にあり 松下電器・谷井昭雄社長の経営』片片善治
【感想・論評・補足】
谷井が松下電器産業の4代目社長に就任したのは1986年。1993年まで社長を務めるが、岩瀬達哉の著書『パナソニック人事抗争』によると、創業家との間の確執で相当苦労したようだ。創業者が偉大であれば偉大であるほど創業者亡き後の創業家と会社の関係は本当に難しいものである。創業家に対するリスペクトは必要。創業家も無用な口出しはしない。こういった微妙な信頼関係が構築出来ると創業家は会社の求心力、精神的支柱として大きな役割を果たすことが出来るのではなかろうか
経歴(プロフィール)
■谷井昭雄(たにい・あきお)
日本の経営者。松下電器産業株式会社4代目社長。1928年4月20日生まれ。大阪府出身。神戸高等工業学校卒業。精密機械科卒業