「本気が不可能を可能にする」
「『お金がない!』『貧乏』は、単なる脳の病気にすぎない」
「相手を喜ばせるために心を配ったり工夫をするエネルギーは、必ずビジネスに好結果をもたらす」
「世の中には美しいもの、立派なもの、鮮やかなものが確実に存在している。そういう素晴らしいものに出会ったときに、感動する心がなければ、どんなに素晴らしい人やものと出会っても、それはまったく無味乾燥なものとなってしまう」
「昔から言葉には不思議な力があるとされ、『言葉は言霊(ことだま)』ともいわれてきた。昔の人は、良い言葉を発すれば良いことが起こり、不吉な言葉を口にすると良くないことが起こると信じていた。これは、時代が移り変わろうとも変わることがない」
「前向きな言葉を発すれば前向きな行動をし、否定的な言葉を発すれば否定的な行動をとる。そして、『自分はツイている』と言葉にすれば、本当にツキがやってくるし、『できる』と思えば何だってできるのだ」
「私は長年、脳のメカニズムについて研究してきたが、言葉が脳の潜在意識に与える影響ははかりしれないものがある。人間が発する言葉は、無意識のうちに潜在意識に記憶される。そして人は、その蓄積された記憶データに基づいて行動するのだ」
「人間の脳は体験や経験、考えたこと、感じたことをすべて潜在意識のなかに記憶している。意識の奥にある無意識の潜在意識には、今はすっかり忘れてしまっている失敗や思い出したくもない心の傷までも、しっかりとインプットされている。他人はごまかせても、自分の潜在意識はごまかせないのだ」
「悪口は言わぬが勝ち」
「自分が正しいと思い込んで得意げに不満や悪口を吹聴(ふいちょう)するマヌケな人間は少なくない。なぜ、マヌケかというと、悪口は『言った者が負け』になるからだ。つまり、不満や悪口は自分の能力や精神面が、その相手より下だから出てくるものだからである。ましてや、悪口や不満を言っているその人間を誰が信頼したり尊敬したりできようか」
【出典】
『ここ一番に強くなる!1分間成功思考』
【感想・論評・補足】
西田は脳のメカニズムの研究をしているので、プラス思考の言葉もマイナス思考の言葉も脳に大きく影響するというのはとても説得力がある。素晴らしいイメージトレーである。
経歴(プロフィール)
■西田文郎(にしだ・ふみお)
日本のイメージトレーニング研究・指導のパイオニア。ツキを呼び成功をもたらす『強運開発』コンサルタント。1949年、東京で生まれる