羽生善治 名言・語録32件
「仕事に行き詰まった時は整理整頓」
「夜の闇が暗ければ暗いほど朝も明るくなる」
「今でも新しい発見があるので将棋は楽しい」
「簡単な達成感でも積み重ねることによって自信がついてくる」
「将棋盤は狭いが、将棋は大きい」
「将棋の研究は鉱脈を掘るようなもの」
「人間は将棋を理解していません。まだまだ知ることが、たくさんあります」
「将棋というのは大海原のような世界ですね。指していると、人間の小ささを感じる」
「積極的にリスクを負うことは未来のリスクを最小限にする」
「決断とリスクはワンセットである」
「追い詰められた場所にこそ、大きな飛躍があるのだ」
「私は、才能は一瞬のきらめきだと思っていた。しかし今は、10年とか20年、30年を同じ姿勢で、同じ情熱を傾けられることが才能だと思っている」
「『人間は、ミスをするものだ』長い間、将棋を指してきて、こう、つくづくと思う」
「実は、将棋では、勝ったケースのほとんどは相手のミスによる勝ちである。本当のことだ」
「将棋は頭脳スポーツであり、ジャスト・ゲームである」
「私は、人間には二通りあると思っている。不利な状況を喜べる人間と、喜べない人間だ」
「ビジネスや会社経営でも同じだろうが、一回でも実践してみると、頭の中だけで考えていたことの何倍もの『学び』がある」
「勝敗を決定するのは、『ただの一手』であったりする。絶妙の一手。あるいは絶妙に見えて最悪の一手。この一手を見つけるため、棋士はたえず研鑽を積み、盤面に全神経を集中させている」
「人生の中で目指しているものがはっきりしている人はいくつになってもエネルギーがある」
「私は、日常生活では、将棋から離れ、自然体を保つことを心がけている」
「自分の感情をコントロールすることは将棋の実力にもつながる」
「勝負に一番影響するのは『怒』の感情だ」
「守ろう、守ろうとすると後ろ向きになる」
「守りたければ攻めなければいけない」
「私が、日頃気にかけているのは、勝負の結果を次の日に引きずらないことだ」
「将棋にかぎらず、勝負の世界では、多くの人たちに、どれだけ信用されているか、風を送ってもらうかは、戦っていくうえでの大きなファクターであり、パワーを引き出してくれる源である」
「勝負では精神力はもちろん重要である。とりわけ追い込まれたときの精神力。これが重大な局面を左右する」
「勝負には勢いが大きく影響する。7冠になったのは1996年(平成8年)、25歳のときだ。当時は、若さの勢いがあったと思う」
「最先端の将棋は若い人たちが創り出すことが多いので、私も後輩たちの棋譜はよく見る」
「将棋の長い歴史の中で、ものすごい数の将棋が指されてきた。しかし、まだ未発見の領域はたくさんある」
「というのも、一つ一つの将棋は、それぞれ似ているようで、局面の展開がまったく違う。指しているその奥深さから考えると、将棋の面白さはこれからますます進歩する可能性がある」
「将棋は、どんなに机上で研究しても実践は別だ。必ず、こちらが考えていないことを相手にやられて、そこで、それに対応ずる。一手ごとに決断し、その場その場で決めていくのが実態だ」
【出典一覧】
『決断力』
『捨てる力』
【感想・論評・補足】
将棋で勝つときのほとんどが、相手がミスをしたときだという。ミスをした方が負けというのはスポーツの世界でもよく言われることである。案外、勝負というのは相手との戦いより、自分との戦いで明暗を分けるのかもしれない
経歴(プロフィール)
■羽生善治(はぶ・よしはる)
将棋棋士。1996年2月14日に将棋界で初の7タイトル独占を達成。十九世名人、永世竜王、永世王位、名誉王座、永世棋王、永世王将、永世棋聖の称号資格保持者。1970年9月27日埼玉県所沢市で生まれる