奥宮正武
奥宮正武 名言・語録3件
(海軍軍人・PHP研究所参与)
「私は、昭和39年に松下電器産業に入った時には、正直にいって、松下については全くといってよいほど知らなかった。が、間もなく、彼が同社の社員にいかに信頼され、尊敬されているかを知ることができた」
【注釈】松下は松下幸之助のこと
「私が最初に、彼がただ者ではないと感じたのは、入社して間もない頃、彼から、『1962年のキューバ危機のさい、僕がアメリカの大統領であったらどうすべきであるかを考えた』との話を聞いた時であった。そのさい、彼は、『僕は国の内外で大きな出来事があるさいには、常に、当事者の立場から対策を考え、それと実際にとられたものとを比較して勉強するように努めている』と、つけ加えていた」
【注釈】彼は松下幸之助のこと
「松下が、このように、国家や世界のことなどを総論的に考える一方で、自分の会社という各論的なことを巧みに処理していたことには驚くほかはなかった」
【感想・論評・補足】
奥宮は海軍の英雄、山本五十六と経営の神様、松下幸之助の両雄をしる貴重な人物である
経歴(プロフィール)
▇奥宮正武(おくみや・まさたけ)
【1909年~2007年】日本の海軍軍人、航空自衛官。海兵58期。最終階級は、帝国海軍では海軍中佐、航空自衛隊では空将。松下電器勤務。国際PHP研究所顧問。PHP研究所参与。高知県生まれ